よくあるご質問FAQ

発泡スチロールの見かけ密度とは?

発泡スチロールの見かけ密度とは、発泡体1㎡又はあたりのフォームの重量(kg)のことで、

材料がどれだけ詰まっているかを示す指標です。

密度の値が小さくなるほど空気を多く含むため、フォームは軽く、柔らかくなります。

 

通常、見かけ密度は質量と体積の比率として表されます。

発泡スチロールは、多孔質の材料であり、その内部に気泡が含まれています。

見かけ密度は、この内部の気泡を考慮に入れた総体積に対する質量を示すものです。

 

具体的な数値は、発泡スチロールの製造方法や用途によって異なります。

一般的に、発泡スチロールの見かけ密度は低密度から高密度までさまざまで、通常、

グラム/立方センチメートル(g/cm³)またはキログラム/立方メートル(kg/m³)で表されます。

※「g/㎤」は「JIS K 6767」の考えに基づいたものであるため、他の試験規格では、

見かけ密度の定義が異なる場合があります。

 

例えば、食品包装などに使われる低密度の発泡スチロールは通常、0.02 g/cm³から0.05 g/cm³の範囲になります。

建築材料などに使われる高密度の発泡スチロールは、0.1 g/cm³以上になることがあります。

 

したがって、特定の発泡スチロールの見かけ密度はその製品の仕様や用途に依存し、

製造業者や販売業者から入手できるはずです。

製品に関する詳細情報を提供してもらうことで、特定の発泡スチロールの見かけ密度を知ることができます。




〈関連FAQ〉

・各種数値(倍率・比重・密度・質量)の求め方は?

・発泡スチロールの硬度による違いとは?