よくあるご質問FAQ

発泡スチロールを溶かす液体はなんですか?

発泡スチロールは柑橘類(レモンやオレンジなど)の皮に含まれる
リモネンという成分に触れると溶けてしまいます。



「なんで溶けるの?」という質問をよくいただきます。

それは発泡スチロールの化学構造がリモネンの化学構造とが
よく似ているため分解されてしまうとされています。

 

〔発泡スチロール(ポリスチレン)の化学構造〕

 

リモネンの他にアセトンやベンゼン・トルエン、酢酸エチルなどでも発泡スチロールは溶けます。

●アセトン:これは一般的な溶媒で、発泡スチロールを迅速に溶かします。

ネイルポリッシュリムーバーにも含まれることがあります。

●ベンゼン:発泡スチロールを溶かすことができますが、非常に毒性があり、取り扱いには注意が必要です。

●トルエン:これも発泡スチロールを溶かす溶媒の一つで、取り扱いには注意が必要です。

●酢酸エチル:比較的穏やかな溶媒で、発泡スチロールを溶かすことができます。

 

特にアセトンがよく溶けるとされています。
ネットでも購入可能ですので興味がある方は溶かして見てください。

ただし、これらの化学物質は換気を確保し、適切な安全手順を守り、適切な保護具(手袋、マスク、ゴーグルなど)を使用して取り扱う必要があります。

また、環境への影響や法規制を確認し、適切に廃棄するようにしましょう。